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デジタルフォト &デザインセミナー 2014の録画配信


Illustrator CC 2014で仕様変更された「均等配置」適用時の強制改行

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これまでIllustratorでは、[段落]パネルの[行揃え]で「均等配置(最終行左揃え)」を適用している際、shift+return(Shift+Enter)で強制改行を行うと、次のように強制改行前の行が左揃えになっていました。

念のため、「均等配置(最終行左揃え)」は、このボタンです。

ところが、Illustrator CC 2014では、強制改行前の行にもジャスティファイ(行末揃え)がかかるようになりました。

InDesignと同じ処理になったわけですが、ドキュメントの互換性という意味で注意が必要です(Illustrator CCと、Illustrator CC 2014は、ドキュメントのバージョンが同じです)。

なお、異なるバージョンで開くときには、次のようなアラートが表示されます。[OK]ボタンをクリックするまでは、保存時の状態が保持されます。

追記:

大石さんのアドバイスによるキャプチャ画像を「制御文字」付きのものに差し替えました。

制御文字といえば、Illustrator CC 2014には、いくつかの制御文字が追加されています。私は、スレッドテキスト利用時の「改ボックス」が欲しいです…

Illustratorで作業対象のオブジェクトにフォーカスする

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Illustratorで作業対象のオブジェクトにフォーカスし、そのほかのオブジェクトを動かしたくないとき、どのようにされていますか?

  • レイヤー分けして、目玉アイコンをoption+クリックして隠す
  • 作業対象以外のオブジェクトを隠したり、ロックする

などが常套手段だと思いますが、作業対象以外のオブジェクトを隠したり、ロックするには、キーボードショートカットが用意されています。

[メニューコマンド]カテゴリの下の方にある[その他のオブジェクト]の中にあります。「メニューコマンド」といいつつ、「その他の…」はメニューには出てきません。

メニューコマンドキーボードショートカット
他をロックcommand+option+shift+2
他を隠すcommand+option+shift+3

確認してみたところ、Illustrator CS3でも用意されていました。

選択オブジェクト編集モード

ほかのオブジェクトはうっすらと見えつつ触れなくなる「編集モード」に切り替えるのもよいでしょう。

Illustratorの「編集モード」総まとめでは、編集モードの対象について次のように書いていますが、グループさえしていなくても、選択したオブジェクトを対象に編集モードに切り替えることができます。

  • グループ化されたオブジェクト
  • 複合シェイプ(拡張されていないパスファインダーを適用したオブジェクト)
  • シンボルの編集

私はcommand+option+Eのキーボードショートカットを与えています。

[編集モードの終了]は、キーボードショートカットを与えず、EscキーのみでOKです。

第158回 バンフーセミナー「IllustratorユーザーのためのInDesign入門 2014」が終了しました

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2014年7月23日、ベルサール神保町で第158回バンフーセミナーが開催され、「IllustratorユーザーのためのInDesign入門 2014」セッションを鷹野雅弘(スイッチ)が担当しました。

UIが似ているため、とっつきやすいかと思いきや、逆にIllustratorを知っているからこそ、戸惑うことが多いInDesign。さらに、同じ設定でも挙動が異なるなど、トリッキーです。今回のセッションでは「なんとなくInDesign を避けてきてしまった方」、「これからInDesignをさわっていく方」向けに、導入となる内容を少しゆっくりめに進めます。

Illustrator ユーザーが戸惑うポイント(基礎編)

画面操作(手のひらツール)

  • [文字ツール]選択時はoptionキー(Altキー)、[選択ツール]を選択しているときにはスペースバー
  • 「大は小を兼ねる」式で同じキーアサインにするには、optionキー(Altキー)+スペースバー

画面操作(拡大・縮小)

  • テンキーを使った全体表示、拡大・縮小が効かない。
  • Macなら「FILL InDesign」を入れることで解決。プラグインではなく、独立したアプリケーションです。InDesignとは別に起動しておく必要があるので、ログイン項目に入れておく。

文字入力・編集

  • クリックしただけでは文字は入力できない(InDesignにはポイント文字がなく、エリア内文字しかない)
  • InDesignでは「フレーム」と呼ぶ

選択ツールと文字ツールの切り替え

  • [選択ツール]で文字上をダブルクリックすると、[文字ツール]に切り替わる
  • [文字ツール]を選択し、テキスト上にカーソルがあるとき、escキーを押すと、[選択ツール]に切り替わる
  • [選択ツール]のキーボードショートカットをcommand+returnに設定することで、InDesignでも文字ツールから選択ツールへの切替をcommand+returnにできる(Illustrator、Photoshop、Keynoteなどの挙動に合わせる)

Illustrator ユーザーが戸惑うポイント(似た機能で異なる仕様)

アウトライン化

1文字単位でアウトラインできる。ただし、インライングラフィック(アンカー付きオブジェクト)になってしまい、ベースラインなどが変わってしまうことがあるので注意

フチ文字

  • テキストの「線」を設定するだけでフチ文字が可能
  • 線幅はテキストのエッジから「外側」に
  • ラウンド結合などの設定も可能
  • 二重のフチはできない(効果を利用する)
  • [カラー]パネル、[スウォッチ]パネル内に、オブジェクト/テキストの切り替えボタンがある(キーボードJキーで切り替え)

プレビュー

  • Illustratorの[境界線を隠す](command+H)にあたるプレビュー機能がある
  • キーボードショートカットはWキー
  • フレームの境界線のほか、制御文字、ペーストボードなどが非表示になる
  • このほかプレゼンテーションモードがある(shift+W)

オブジェクトのロック

回り込み

スポイト

InDesignにしかない機能

インライングラフィック(アンカー付きオブジェクト)

ルビ、圏点

  • ルビ:command+option+R(Ruby)
  • 圏点:command+option+K(Kenten)

段落スタイル+α

マスターページ

  • 自動ノンブル:現在のページ番号:command+option+shift+N(Number)
  • マスターアイテム(マスター上のオブジェクト)の分離

表組み

  • Excelからの読み込み
  • タブ区切りテキスト→[テキストを表に変換]
  • セルスタイル、テーブルスタイル

プリフライト

  • 文字あふれ、リンク切れなどの管理

その他

バージョン互換

合成フォントの共有

  • Illustratorの合成フォントは、InDesignで読み込みできる
  • 逆はできない http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/post_888.html

Illustratorファイルの配置

InDesignにIllustrator(およびPDFの)を配置するときのオプションが、ちょっと難解です。

参考

用語の違い

IllustratorInDesign
(エリア)(ボックス) フレーム
自動 メトリクス
グラフィックスタイル オブジェクトスタイル
[効果]メニュー
アピアランスの効果
[効果]パネル

Illustrator CC 2014のUIについて、ちょっとツッコミしてもいいですか?

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従来のUIの「約束事」

  • 「項目名(またはアイコン)」+「値フィールド」の形式で表示される
  • 項目名(またはアイコン)をクリックすると、対応する値フィールドがハイライトする

最近の例外

  • 「項目名」(アイコンでなくてテキスト)に下線がついている場合、クリックすると対応するパネルが開く

ライブシェイプでの「例外」

  • 「値フィールド」+「項目アイコン」の形式になっている(逆)
  • 項目名(またはアイコン)をクリックしても、何も起こらない

コントロールパネルから開く[変形]パネルのライブシェイプの右上、右下のUIパーツが描けている…

フォント検索

Illustrator CC 2014の[フォント検索]ダイアログボックスがツッコミどころ満載です。

  • [変更]についているクローバーのアイコンは??(出ないこともあり。再現性不明)
  • 「ヒント:」がつっくきすぎ
  • Ctrlキーでなく、controlキー

ちなみに、CC版では次のようになっています。

[OpenType]などの対象フォントのリストは、ポップアップメニューでなく、Illustrator CCまでのように一覧できる方が開く手間が省けるように思います。

XtraFinder.appを使ってOS X MavericksのFinderでカラーラベルを復活させる

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2013年10月にOS X Mavericksがリリースされて、早9ヶ月が経ちました。マイナーバグフィックスも行われ、10.9.4になっていますが、困ったのがカラーラベルがなくなってしまったこと。

「タグ」(キーワード設定)が可能になったのはいいのですが、そこにカラードット(色玉)を使用することになったため、従来にようにファイル名にカラーラベルが廃止されてしまいました。

そこで利用したいのが、XtraFinder.app。このユーティリティをインストールし、[アピアランス]パネルで[旧タイプのラベルカラーリング]オプションにチェックを付けると、従来通りのカラーラベルが復活します。

アドビ製品でのカラーラベル

Illustrator、Photoshop、InDesignなどでもカラーラベルの活用は重要です。

Illustratorの[レイヤー]パネル

Photoshopの[レイヤー]パネル

InDesignの[ページ]パネル

また、アドビの認証サーバーが落ちています…

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本日(2014年7月15日)、また、アドビの認証サーバーが落ちています。これによって、Creative Cloudおよび各サービスの利用ができません。

前回(2014年5月15日)は、24時間近く復旧しませんでした。

Twitterだけ?

一応、カスタマーケアに問い合わせには、次のように書かれていますが、サイトのトップからリンクされているわけでもなく、もちろん、サイトのトップページには記載されていません。

【Adobeのサービスにログインできない不具合について】 Creative Cloudやアドビの各種サービスにログインできない状況について、現在原因を調査中です。デスクトップアプリケーションの利用には影響はありませんが、Creative Cloudの各種サービスと連携した機能はご利用いただけない状態です。大変ご迷惑をおかけしており、申し訳ございません。(7月15日10時現在)  各サービスの稼働状況はCreative Cloud statusまたはサポートのツイッターアカウント@AdobeSupportJにてご確認いただけます。

後藤さんのコメント「この程度のことは当たり前に実行して欲しい。」を掲載します。まったく同感です。

  • アドビのサイトのトップページに早急にアラートを出す。
  • 使用中のユーザーに障害発生と同時にメールを送る。(障害発生中もセールスのメールが届くくらいだから出来るはず)
  • 障害回復と同時に同じくユーザーへメールを飛ばす。

Creative Cloud Status」という状況を知らせるページがありますが、日本語ページはないようです。

CreativeCloudStatus.jpg

認証サーバーが落ちていると、CCアプリケーションを起動できないのか?

Creative Cloud/一般的な質問の「デスクトップアプリケーションを使用するためにインターネット接続は必要ですか?」には次のように記載されています。

いいえ。Photoshop や Illustrator などの Creative Cloud のアプリケーションはご使用のコンピューターに直接インストールされるので、それらの使用の際にインターネットへの接続は必要ありません。 インターネット接続はアプリケーションを初めてインストールしてライセンス認証を行う際に必要ですが、ソフトウェアライセンスが有効なアプリケーションはオフラインモードで使用できます。デスクトップアプリケーションは 30 日ごとにソフトウェアライセンスの検証が行われます。 年間プランのメンバーは、最大で 99 日間アプリケーションをオフラインモードで使用できます。月々プランのメンバーは、最大で 30 日間アプリケーションをオフラインモードで使用できます。

つまり、多くの場合には1日くらい落ちていても問題ないのですが、「デスクトップアプリケーションは 30 日ごとにソフトウェアライセンスの検証が行われます」のタイミングにひっかかってしまったり、または、何かの理由で認証をオフにしていたり、再インストールが必要な場合に困ります。

百歩譲って落ちるのは仕方ないとしても、Twitterを主とする伝達方法には問題があると考えます。

CCとCC 2014の互換性

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CCとCC 2014の互換性がちょっとトリッキーなことになっています。

  • ドキュメントのバージョン(互換性)
  • 「同期の設定」
  • 「個別の設定」(書き出し/読み込み)※Illustratorのみ
ドキュメント同期の設定個別の設定
Illustrator互換互換性なし互換性なし
Photoshop互換起動時に「プリセットを次のバージョンから移行しますか?」というダイアログボックスが表示される-
InDesignCS2014で保存したドキュメントは
CCでは開けない
  • 設定の移行を促すダイアログが出る
  • [編集]メニューの[以前のローカル設定を移行]をクリックして、後からでも移行できる
-

理想

  • アプリケーションごとに異なる対応でなく、設定の移行方法が揃っている方が望ましい
  • Illustratorの「個別の設定」のように、明示的に設定を保存できるとナイス
  • 「設定を同期」で扱える項目が、Illustrator、Photoshop、InDesignでもう少し共通化して欲しい

ご参考:

InDesign関連

InDesign CC 2014で保存したドキュメントを、InDesign CCで開いたときに表示されるアラート。

InDesign CC 2014で、InDesign CCの設定を読み込むには、[編集]メニューの[以前のローカル設定を移行]をクリックします。

InDDCC2014-import-setting.jpg

アイコンを変更しておくといいですね。

ご参考:

追記:Photoshop CC 2014

高橋さんが次のようにツイートされていました。

Photoshop CC 2014の最初の起動時、または、「Adobe Photoshop CC 2014 Settings」フォルダーを削除すると、「プリセットを次のバージョンから移行しますか?」というダイアログボックスが表示されます。

[はい]ボタンをクリックすると、Photoshop CCのプリセットをインポートします。プリセットだけでなく、アクションも含まれるようです。


寸法線とかフォント指定などの情報をサクっと描けちゃうSpecctrがバージョンアップ

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以前、こちらにエントリーでご紹介したユーティリティ(プラグイン)Specctrが2.0にバージョンアップされました。現在は、Fireworks、Illustratorに加えて、Photoshop、InDesignにも対応しています。

バージョンアップのポイントは次の4点。

  • Respoinsive %, em:レスポンシブWebデザイン対応(%やemをサポート)
  • Coodinates x, y, :オブジェクトの座標の記述
  • Scale option x2:2倍に拡大するオプション
  • CSS export:CSS書き出し

登録ユーザーは、Transaction番号を入れることで75%オフになるとのことですが、現状、フォームはきちんと動いていないようです。

INDDとdot-Aiの合同イベント「INDD + dot-Ai 2014」を10月18日に開催

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2014年10月18日(土)13:30-18:30、ベルサール九段 ホールで「INDD + dot-Ai 2014」が開催されます。

INDDとdot-Aiは、それぞれユーザー主導のイベントとして開催してきたセミナーイベントです。今回は、「文字と組版」をテーマに合同イベントとして開催されます。

なお、過去の参加者には特別割引あり。7月17日に夕方に送付されるお知らせメールをご確認ください。

Source Han Sans(源の角ゴシック)/Noto Sansがリリースされました

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2014年7月15日、Source Han Sans(Noto Sans)というフォントがリリースされました。7つのウエイトが用意されている高品位なフォントです。

ややこしいリリース体系

これまでのフォントに関する常識と異なる部分が多く、ちょっとややこしい感じです。

Google はこのフォントを Noto Sans CJK として新たに Noto ファミリーに加え、アドビは Source Han Sans として Adobe Source ファミリーに加えます。アドビはタイプフェイスデザインの著作権を保持しますが、フォントは Apache License, version 2.0 のもとにリリースされますので、どなたでも自由にお使いいただけます。

リリース元フォント名リリース形式Illustratorなどでの
フォント名
アドビSource Han Sansマルチ言語版
単言語版源の角ゴシック JP
OTC版
TypeKit版Source Han Sans JP
GoogleNoto Sans単言語版Noto Sans Japanese
  • アドビとGoogleからリリースされている。アドビからリリースされているものは「Source Han Sans」、Googleからリリースされているものは「Noto Sans」のように呼び方が異なる
  • アドビからリリースされている「Source Han Sans」には、「マルチ言語版」、「単言語版」、「OTC版」、「TypeKit版」の4つがある。
  • ダウンロードした単言語版は、Illustrator/InDesignの[文字]パネルでは「源の角ゴシック」(ゲンノカクゴシック)と表示される。Typekitで同期したものは「Source Han Sans JP」と表示される。これらは共存できない(Typekitでの同期方法:動画

▼Illustratorの[文字]パネル

▼InDesignの[文字]パネル

ウエイト名

ややこしいことに、フォントによってウエイト名が異なります。

Noto Sans源ノ角ゴシック
Source Han Sans
ウェイト
ThinExtraLight100
Light300
DemiLightNormal350
Regular400
Medium500
Bold700
BlackHeavy900

開発

Google、アドビ、および、Changzhou SinoType Technology、イワタ、そして Sandoll Communicationなどのフォントメーカーとの協力によって開発されたそうです。

Robotoとの調和

Noto Sansの欧文部分には、Androidの標準フォントであるRobotoが使われていると書かれていることがありますが、それは誤りで、Source Han Sans、Noto Sansともに、同じ欧文を使っています。

Robotoとの調和を意識して開発されており、組み替えたサンプルが掲載されていると思われます。

Robotoフォントについてはこちらの記事をご覧ください。

Noto?能登?

Notoは「No 豆腐」に由来するそうです。つまり、「豆腐」(コンピューターで文字が表示されないときに表示される四角形)を排除する、という意味合いとのこと。

When text is rendered by a computer, sometimes there will be characters in the text that can not be displayed, because no font that supports them is available to the computer. When this occurs, small boxes are shown to represent the characters. We call those small boxes “tofu,” and we want to remove tofu from the Web. This is how the Noto font families got their name.

「源の角ゴシック」はなんて読むの?

「源の角ゴシック」は「ゲンノカクゴシック」と読むそうです。

DTPではどれを使えばいいの?

ものかのさんの記事をご覧ください。

要点を抜き出すと…

  • DTPでは「単言語版だけを使う」のがベスト
  • TypeKit版はInDesign CS5以降のパッケージでフォント収集されない(ダウンロード版は収集される)
  • 全角ダーシを2つ並べると2倍ダーシ専用の合字字形になる(ただし、U+2015を禁則処理セットの分離禁止文字に追加する必要アリ)

DTPでの注意点

Illustratorで源の角ゴシック(Source Han Sans/Noto Sans)を使って入力すると、バウンディングボックスが(改行でもされているように)大きく表示されます。

そのため、アウトラインをかけずに[形状に変換]を行うと、次のサンプルのように、とても大きな図形になってしまいます。

[オブジェクト]メニューの[アートボード]→[オブジェクト全体に合わせる](または[選択オブジェクトに合わせる])を実行しても、下に余白が生じてしまってとても不便です。

個人的な感想

  • 「りょう」に似てるな〜と思ったら、西塚涼子さんがデザインされていました。
  • 第一印象、「ら」と「り」が大きい…と思いました。しかし、「スモールデバイスで読みやすい、すっきりとしたデザイン」というデザインコンセプトによって開発されているとのことで、スモールデバイスではよいバランスなのかもしれません(要検証)。

なお、スモールデバイスへの対応だけでなく、黒バックに白文字で使われることも意識されているようです。

参照リンク

この記事の執筆にあたり、下記のサイトを参考にしました。

Illustratorのペンツール/鉛筆ツール/ブラシツール/塗りブラシツール

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adm_howto_newcc_ai02_shot02.jpg

「なぜ、今?」という感じがしなくもないですが、Illustrator CC(17.1)、Illustrator CC 2014と、「鉛筆ツール」(や[ブラシツール]がリファインされています。

これには、やはり「ペンツールの習熟が難しい」ということが意識されているでしょう。Illustrator CC 2014では、ラバーバンド機能(ペンツールのプレビュー)がつくなど、ペンツールにも手が入っています。

改めて考えてみると、鉛筆ツール/ブラシツール/塗りブラシツールは、マウスの軌跡通りに描くことができますが、ペンツールの場合、「アンカーポイント」の位置と、曲線をコントロールする「ハンドル」を制御していくというのは、フリーハンドでの描画に慣れている方こそ、取っつきにくいのは当然です。

種別ツール結果備考
アンカーポイントとハンドルペンツールパス
フリーハンド鉛筆ツール
ブラシツール筆圧感知に対応
塗りブラシツール塗り

Adobe Design Magazineにて、これらについてまとめましたので、ご覧ください。

見落としがちな[塗りブラシツール]

たとえば、次のような場合に、[塗りブラシツール]は最適です。CS4からある機能ですが、見落としがちな方が多いように思います(自分を含む)。

Photoshop CC/Photoshop CC 2014の[属性]パネルでシェイプのサイズや位置を変更する

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Photoshop CC以降、長方形などを作成した際、[属性]パネルでサイズや角丸などの変更を行えるようになりました。

一方、この[属性]パネルは、[マスク]パネルも兼ねているため、いったん、[移動ツール]に持ち替えてから、改めて図形を選択すると、[マスク]パネルの情報しか見えなくなってしまいます。

そんなときには、[レイヤー]パネルの対象レイヤーをoptionキー+クリックします。

ご参考:

Stocker.jpでは、裏技が紹介されています。

第158回 バンフーセミナー「IllustratorユーザーのためのInDesign入門 2014」が終了しました

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2014年7月23日、ベルサール神保町で第158回バンフーセミナーが開催され、「IllustratorユーザーのためのInDesign入門 2014」セッションを鷹野雅弘(スイッチ)が担当しました。

暑い中、ご参加ありがとうございました。

vanfu158-pic.jpg

UIが似ているため、とっつきやすいかと思いきや、逆にIllustratorを知っているからこそ、戸惑うことが多いInDesign。さらに、同じ設定でも挙動が異なるなどトリッキーです。今回のセッションでは「なんとなくInDesign を避けてきてしまった方」、「これからInDesignをさわっていく方」向けに、導入となる内容を少しゆっくりめに進めます。

ご参加いただいた方は、ぜひ、アンケートへの回答をお願いします(デモデータなどをお送りします)。アンケートの回答期限は、7月31日の15時です(セミナーの感想などをフィードバックいただきたいので、アンケートにはセミナーに参加された方のみご回答ください)。

「INDD 2014」+「dot-Ai 2014」

「INDD + dot-Ai 2014」というセミナーイベントが2014年10月18日に開催されます。IllustratorやInDesignの文字や組版について、さらに学んでみたい方にオススメです。

セミナー後にいただいたご質問

インライングラフィックの前後にアキを入れたい。うまい方法はないでしょうか?
文字スタイルを使う方法があります。こちらにエントリーを上げました。
Illustratorのようにマスク設定しているオブジェクトに後からオブジェクトを追加できませんか?
できません。グループ化した状態でカット(コピー)し、選択範囲内にペーストを行ってください(Illustratorのクリッピングマスクは、InDesignでは「選択範囲内へペースト」)。
アンカー付きオブジェクトの大きさに応じて、対応するテキストを調節したい。うまい方法はありませんか?(図)
表を使うのがよさそうに思います。

少し古いですが、こちらのエントリーもご参照ください。

Illustrator ユーザーが戸惑うポイント(基礎編)

画面操作(手のひらツール)

  • [文字ツール]選択時はoptionキー(Altキー)、[選択ツール]を選択しているときにはスペースバー
  • 「大は小を兼ねる」式で同じキーアサインにするには、optionキー(Altキー)+スペースバー

画面操作(拡大・縮小)

  • テンキーを使った全体表示、拡大・縮小が効かない。
  • Macなら「FILL InDesign」を入れることで解決。プラグインではなく、独立したアプリケーションです。InDesignとは別に起動しておく必要があるので、ログイン項目に入れておく。

文字入力・編集

  • クリックしただけでは文字は入力できない(InDesignにはポイント文字がなく、エリア内文字しかない)
  • InDesignでは「フレーム」と呼ぶ

選択ツールと文字ツールの切り替え

  • [選択ツール]で文字上をダブルクリックすると、[文字ツール]に切り替わる
  • [文字ツール]を選択し、テキスト上にカーソルがあるとき、escキーを押すと、[選択ツール]に切り替わる
  • [選択ツール]のキーボードショートカットをcommand+returnに設定することで、InDesignでも文字ツールから選択ツールへの切替をcommand+returnにできる(Illustrator、Photoshop、Keynoteなどの挙動に合わせる)

Illustrator ユーザーが戸惑うポイント(似た機能で異なる仕様)

アウトライン化

1文字単位でアウトラインできる。ただし、インライングラフィック(アンカー付きオブジェクト)になってしまい、ベースラインなどが変わってしまうことがあるので注意

フチ文字

  • テキストの「線」を設定するだけでフチ文字が可能
  • 線幅はテキストのエッジから「外側」に
  • ラウンド結合などの設定も可能
  • 二重のフチはできない(効果を利用する)
  • [カラー]パネル、[スウォッチ]パネル内に、オブジェクト/テキストの切り替えボタンがある(キーボードJキーで切り替え)

プレビュー

  • Illustratorの[境界線を隠す](command+H)にあたるプレビュー機能がある
  • キーボードショートカットはWキー
  • フレームの境界線のほか、制御文字、ペーストボードなどが非表示になる
  • このほかプレゼンテーションモードがある(shift+W)

オブジェクトのロック

回り込み

スポイト

InDesignにしかない機能

インライングラフィック(アンカー付きオブジェクト)

ルビ、圏点

  • ルビ:command+option+R(Ruby)
  • 圏点:command+option+K(Kenten)

段落スタイル+α

マスターページ

  • 自動ノンブル:現在のページ番号:command+option+shift+N(Number)
  • マスターアイテム(マスター上のオブジェクト)の分離

表組み

  • Excelからの読み込み
  • タブ区切りテキスト→[テキストを表に変換]
  • セルスタイル、テーブルスタイル

プリフライト

  • 文字あふれ、リンク切れなどの管理

その他

バージョン互換

合成フォントの共有

  • Illustratorの合成フォントは、InDesignで読み込みできる
  • 逆はできない http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/post_888.html

Illustratorファイルの配置

InDesignにIllustrator(およびPDFの)を配置するときのオプションが、ちょっと難解です。

参考

用語の違い

IllustratorInDesign
(エリア)(ボックス)フレーム
自動メトリクス
グラフィックスタイルオブジェクトスタイル
[効果]メニュー
アピアランスの効果
[効果]パネル

InDesignのインライングラフィックの前後のアキ調整には文字スタイルを使う

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InDesignでインライングラフィック(アンカー付きオブジェクト)の前後にアキを入れたい場合、それぞれに箇所にカーソルをおいて、手動カーニングする作業は面倒です。

この場合には、[文字前のアキ量]、[文字後のアキ量]などを調整した文字スタイルを作成し、

インライングラフィック(アンカー付きオブジェクト)を選択し、その文字スタイルを適用します。

インライングラフィックは、いうなれば、1文字のような扱いになっているので、文字スタイルが適用できます。

[文字前のアキ量]、[文字後のアキ量]のほか、ベースラインシフトなどの調整を行うときにも重宝します。

[検索と置換]でインライングラフィックに文字スタイルを適用する

とはいえ、手作業でインライングラフィックに文字スタイルを適用していくのは面倒です。そんなときには、[検索と置換]を使います。

[検索と置換]ダイアログボックスを開き、[検索文字列]の[@]をクリックして、[マーカー]→[アンカー付きオブジェクト]を選択します。

[検索文字列]には「^a」と入ります。 [置換形式]の虫眼鏡アイコンをクリックして、適用したい文字スタイルを選択し、[次を検索]ボタンをクリックしながら、置換作業を行います。


InDesignに取り組む方へ(書籍・トレーニング・サイトなどの情報)2014年

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InDesignに取り組む際に有用なリソース(書籍やトレーニング、サイト)などをご紹介します(2014年7月時点の情報です)。

それぞれのカテゴリー内での順番には、特に意味はありません。

書籍:

アドビのサイト内にある InDesign関連書籍も参照してください。

サイト:

トレーニング:

ビデオ:

サイト(出力会社系):

サイト(ブログ系):

セミナーなど:

メールニュースなど:

その他:

トリッキーだけど設定できると楽しいInDesignの表スタイル

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InDesignの表スタイル、理解できるまでがちょっと大変でしたが、設定できると気分が高揚します。

段落スタイルとセルスタイル、表スタイルの関係

表スタイルを理解するためには、段落スタイルとセルスタイルとの関係を把握する必要があります。

  • 表はセルで構成されます。セルの塗りや罫線などの設定は「セルスタイル」に登録する
  • 各セルの書式情報は、セルスタイルに段落スタイルを登録する

セルの属性とセルスタイル

[表]メニューの[セルの属性]のサブメニューの項目は、それぞれ、セルスタイルに登録します。

▼[表]メニューの[セルの属性]

▼[セルスタイルオプション]ダイアログボックス

セルの属性セルスタイル
一般-
テキスト
罫線と塗り
行と列の設定-
斜線の設定

表の属性と表のスタイル

[表]メニューの[表の属性]のサブメニューの項目は、それぞれ、表スタイルに登録します。

▼[表]メニューの[表の属性]

▼[表スタイルオプション]ダイアログボックス

表の属性表のスタイル
一般-
表の設定
行の罫線
列の罫線
塗りのスタイル
ヘッダーとフッター-

いくつかあるセルスタイル

  • 表スタイルには、複数の「セルスタイル」を登録でき、「ヘッダー行」「フッター行」「本文行」「左/上の列」「右/下の列」を組み合わせることができる
  • 基本となるのが「本文行」
  • 「ヘッダー行」は先頭、「フッター行」は末尾に設定できる特殊な行。HTMLがわかる方は、ヘッダー行はth要素だと考えてください。複数行を設定することもできる
  • 「左/上の列」「右/下の列」は、それぞれ左端、右端のみに設定する。こちらは単数の列のみ

この図を解説すると…

  • 1行目が見出し行の場合には、「ヘッダー行」と「本文行」を使います(A)
  • 1列目が見出し行の場合には、「フッター行」と「本文行」を使います(E)
  • 「ヘッダー行」と「フッター行」は、カラム(段組)やページにまたがっても繰り返すことができます(B)
  • 「左/上の列」を設定すると、「ヘッダー行」と「フッター行」を除く、一番左の列のみに、異なるセルスタイルを適用することができる(C)
  • 「右/下の列」を設定すると、「ヘッダー行」と「フッター行」を除く、一番右の列のみに、異なるセルスタイルを適用することができる(D)

やりがちなミス

表スタイルを適用するときには、各セルにセルスタイルが直接適用されていないことを確認しましょう。すべてのセルのセルスタイルは「[なし]」になっている必要があります。

ライブシェイプの拡張(ON/OFF)

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Illustrator CC 2014では、長方形(角丸長方形)を作成すると、ライブシェイプとなります。ライブシェイプの特徴は次の通り。

  • [変形]パネルが自動的に開く
  • [変形]パネル内に[長方形のプロパティ]が表示され、幅/高さ、角度、角丸(大きさ/形状)をコントロールできる
  • アートワークに、角丸の大きさを調整するコントロールウィジェットが表示されるほか、バウンディングボックスのアンカーポイント、各辺の中央のポイントの形状が、これまでの長方形とは異なるものが表示されます。
    live-shape-v2.jpg

ライブシェイプと従来の長方形との切り替え

ライブシェイプから従来の長方形、従来の長方形からライブシェイプは相互に変換できます。

live-shape-off.png

Illustrator CC 2014では、[オブジェクト]メニューの[シェイプ]→[長方形に拡張](長方形に変換)をクリックします。

ライブシェイプとこれまでの長方形との切り替えは、[オブジェクト]メニューの[シェイプ]で行います。これらのコマンドには、キーボードショートカットを設定できます。

  • 長方形に変換:ライブシェイプにする
  • 長方形に拡張:これまでの長方形に変更する

[長方形に変換]は、[ライブシェイプに変換]という文言がよかったのではないかと考えます。

ライブシェイプから、従来の長方形への切り替え

ライブシェイプから、従来の長方形への切り替えるには、さらに、次の方法があります。

  • [オブジェクト]メニューの[パス]→[段組設定]をクリックし、[行]と[列]の[段数]を「1」に設定し、[OK]ボタンをクリック(ただし、角丸長方形は長方形に変換されるほか、オブジェクトを回転しているときには大きさが変わってしまう)
  • [パスファインダー]パネルの[合体]をクリック

Illustrator CC 2014のスプラッシュスクリーンを変更する

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CS2014(Illustrator、InDesign、Photoshop)では、Behance(ビーハンス)で公開されているクリエーターの作品がスプラッシュスクリーンに使われています。

これに関して、意見が二分しており、別の画像に差し替えたいという方が少なくありません。

Illustrator CC 2014のスプラッシュスクリーン(hamkoバージョン)

hamkoさん(hamfactory)が、オリジナルのIllustrator CC 2014のスプラッシュスクリーンを公開されています。

追記(2014年8月2日):

トラウマになりそうなのありました…

Creative Cloud 道場にて放映された「2014年リリースIllustrator CC | InDesign CC大特集」のアーカイブが公開

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